さようなら、

忘れる前に書いておこうと思う。

人生には、自分から見切りをつけた方がいいこともたくさんある。
できれば、自分に関わる人や事について、すべて対応したいと思う事もある。
それに、変な依存心が潜んでいる場合もある。
これは、本当に厄介な事なんだと思う。


シンプル イズ ベスト
これは、いらないものを捨てる事。
断捨離。

持ち物が少なければ少ないだけ、身動きが格段に取りやすくなる。
さぁ、何をそぎ落とすか。


一ヶ月ほど前から、鎌田さんに一週間に一つ課題を自分で見つけさせて、
何かしらやってもらうようにしてきた。
例えば、窓を何年も拭いてないという事だから、それを。
部屋にチラシや雑誌などがまとまって散乱しているから、それを掃除。
と言った事だ。今週でやっと一か月になる。
なぜそれをやらせているのか?
それが本当に必要だと私は思ったから。
一言では伝えられない。
例えば、約束を守らない。
弱音をすぐ吐く。
もし、これをやめてしまったら、仕事から帰って、晩酌して、の一日なのだ。
週末は、夕方からお酒を飲み始め、また月曜日から仕事して晩酌しての繰り返しだ。
だから、彼は本当に何もできないのだ。
今、62歳。
長年の付き合いになるが、何の変化も好まない人だ。
では、私がいなかったら? 黙って、お酒を飲んで、、、あと何をする?
家族も友達もいない。
すでに定年を迎えた彼だが、まだ同じ会社で働いている。
大手企業だ。
じゃ、本当に65歳の定年の定年が来たらどうする?
私はどう考えても、お酒の毎日になると思う。そして、最終的には病院行きだろう。
すでに、話も噛み合っていない状態なのだから。

そして、二日前に課題について話をしたが、3時間も4時間も説明は続く。
毎週たった一つの課題を7日間与えてやってもらうことに、
未だに口を挟まないとまともにできないのだ。

本人が一生懸命やるものを、なぜ私が彼をやる気にさせるために一生懸命にならなければ
いけないのか?疑問になってきたのだ。

挙句に、4週目にして、今週くらいゆっくりさせて欲しいとか、もういいよって言って欲しいとか。

わたしは彼が、やめようと何しようと関係ない。
ただ、とっても小さな課題を自分で考えて、自分できちんとできるということを
習慣にして欲しかっただけなんだ。
年老いて、一人になった時、一日は長い。
お酒に逃げたくなるに決まってる。
それよりなら、庭の手入れをしたり、家の中を掃除したり、趣味を見つけるとか。
そいうことをその時に気付いて欲しいからやっていることだ。

こういうことは、彼と付き合って14年くらいになるかな?
私はやってきたつもりだ。
でも、何も変わってない。

彼に3時間4時間と淡々と話すことも、そろそろ見切りをつけなければいけないと思った。
嫌だ嫌だと言いながら、まんざら嫌でもなかったから、こうして続いていることなのだということを
自分でも自覚するべきだ。

そして、そいう言ってもわからない人には、それ以上関わらない方がいい。
彼は、わかったふりをするのが上手なのだ。

私は、この一週間計画を彼のために実施した。
そして、毎週アドバイスもしたし、励ましもしてきた。
もう、やるだけのことはやった。
あとは、彼に任せよう。

私も、彼の人生に口出ししたくなるだろうけど、
そこは、もうしっかりと見切りをつけよう。
彼の人生は彼のものだし、彼がもういいよって言って欲しいというのだから、
もういいよって言ってあげようじゃないか。

そいう人と関わっていたら、こちらにも影響がでる。

私には、やることがある。
これをしっかりやらないと、鎌田さんも報われない。
私は、その線で恩返ししていくことにする。

さようなら、鎌田さん。

Feb.19.2018

by VIVIEN5 | 2018-02-20 05:00 | Hawaii in 2018 | Comments(0)

世界は、あなたを待っている!願いは間違いなく叶う!


by vivien5